NEW根管治療+歯根端切除術
患者さま50代男性
主訴
以前から何度も根の治療している歯の歯茎がまた腫れてきた
治療にかかった費用
保険治療
治療にかかった回数
6回
治療期間
4ヶ月
院長より
以前から幾度となく膿が溜まり、何軒もの歯科医院で、根の治療を何度も何度も繰り返してきたという症例です。
歯肉には大きな腫脹と、排膿が見られます。CTにて明らかな根尖性歯周炎があり、大きく歯槽骨が吸収しています。マイクロスコープで確認するも、幸いなことに歯の破折は確認されなかったため、『再根管治療を重ね、一般的に治癒率はかなり低い(20%以下)だろう。簡単な治療ではなく、おそらく外科処置が必要である可能性が高いが、治せるかも知れない』と説明。
セオリー通り、充填物を除去し、根管治療を開始するも、やはり排膿は止まらず、相談の上で、歯根端切除術を行いました。歯根端切除術とは、根管治療の最終手段である外科的歯内療法のうちの一つで、感染組織の除去が難しい歯根先端の2-3mmを除去すると共に、根尖病巣を直接取り除く治療法です。
術後半年以上、腫れの再発もなく良好に経過し、CTで歯槽骨の明らかな再生と病変の消失が確認でき、一緒に喜びました(^^)
日本における根管治療の成功率は初回で30-50%、再治療で20%未満です。治療すればする程、治らなくなる病気なので、いかに早期に解決できるかが、ポイントです。
今回は無事に終了し、ほっとしました。
術前
術後