クリニックブログ

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こんにちは、院長の細川翔太です。

【花粉症舌下免疫療法】ご存知ですか？　花粉症の症状を長期的に寛解しうる治療法として、最近話題の治療法です。もうすでに始めている方もいるかもしれません。

辛い花粉症症状が緩和し、たとえばアレルギー性鼻炎などによる口呼吸が治れば、歯並びの改善、虫歯歯周病のリスク低減にも繋がるので素晴らしい事だと思います。

一方、花粉症舌下免疫療法には、私もつい先日まで知らなかった注意があります。喉頭粘膜浮腫（こうとうねんまくふしゅ）と言います。

花粉症舌下免疫療法

スギ花粉アレルギー　シダキュア

ダニアレルギー　マティキュア

口腔内に“傷”がある状態で、傷口から高い濃度の薬（スギ花粉エキス粉末）が体内に入り、強いアレルギー反応を起こすことで、喉頭粘膜浮腫を起こし、最悪窒息の危険性があります。

口腔内に“傷”がある状態とは

抜歯に伴う傷口

口内炎による傷口

出血を伴うような歯周治療後の傷口

入れ歯や矯正器具による傷口

考えればきりがありませんが、特にお子様は浮腫などが大きく出やすいようです。

シダキュアの添付文書にも抜歯等に関しての注意書きはありますが、販売が2018年ということもありこの情報は必ずしも歯科、医科の中で周知されているわけではありません。

花粉症免疫療法中の場合、抜歯などを行った後は、術後3~7日間休薬を行うことで、事故を防げるようです。

当院にお越しの患者様で、花粉症舌下免疫療法を行っている方は、施術内容に関わらず、必ずスタッフまでご報告をお願い致します。